カレンダーガール

それはハッカ、これはにっき

イージュー★ライダー

今日は今期初の実験日でガイダンスがありました。なんといっても気になるのは実験班...。昨年は非常に優しい人ばかりで、成り行きで班長やってましたがめちゃくちゃ楽でした。回生が変わると班も変わるらしい、と聞いていたのでどうなるかドキドキしてました。

 

班分け発表の前に、実験器具の取り扱いの説明を受け、演習ではないですが実際少し使ってみてました。一人作業です。話を聞きながら説明を読んで操作して...と手一杯。と、途中で後ろから手が伸びてきて、私が扱っていた器具のあるボタンを押してくれました。ふりかえるとスマイルを見せながら手を頭にあてて「どうも」と小声で一言。昨年同じ実験班だった人です。どうやらボタンを押す手順を私が忘れて次に進もうとしていた模様。器具の扱いにやたらうるさい先生だったので本当に助かりました。手順を飛ばしてエラーを起こしていたら何を言われたやら...。この先の実験が危ぶまれます。やっぱり班の人とは距離が近く感じるし、お願いだから何人か同じ班にいてくれ、と念じてました。

 

思いが通じたのか、蓋を開けてみると前とまったく同じメンバーでした。あの噂はなんだったんだ!と笑いながら班に分かれて座りました。女子が少ない学科ですが、班の中のペアは家を行き来する仲の子。班の人もみんな気心が知れているし一安心。化学実験は聞くだけで嫌になるほどやることがありましたが、なんとか乗り切れそうです。

 

その後班ごとに移動し、アドバイザークラスという名の面談を受けました。普通は個人面談なのですが、私たちのところはグループ面談という形で先生と班の7人(一人休み)でいろいろ話をしました。

そこでの話はかなり身に染みるものでした。自身の整理のためにも何個かだけ取り上げてみます。

 

まずはじめに、好きなものじゃないと身につかないし続かない、と先生がきっぱりおっしゃっていました。やっぱりそうかって感じです。先生は3回生の時には月曜から金曜まで毎日化学実験をしていて、普通に各実験でレポート提出があったそうです。考えられません。好きじゃないとここから乗り切れないよ〜、とおっしゃってました。むむ。

次に、無理ならば短期的な目標でもいいからとりあえず夢をもて、ということを強くおっしゃっていました。そのために・新聞を読んで情報を取り入れアンテナを張る・途方も無い夢を語れる人をつくる、のどちらかはしておくといいらしいです。これも納得です。中学・高校・浪人のときは新聞も毎日読んでいたし、でかい夢を話し合ってわくわく出来る友達がすぐ近くにたくさんいました。誰も馬鹿にしたりしないし、他人の夢にわくわくしあってました。確かに今はそんな機会がほとんどありません。まあ、そんな環境を生み出してしまったのは私に原因があるので何とも言えないのですが...

でもその後、将来について悩みすぎるな、とも念を押されていました。学校に来なくなったり急に退学してしまう人が少なからずいるそうです。うーん、今の私、その気持ちはわかるかもしれない。

あとは、夢というか将来やりたいことが今の時点である人はほとんどいないんだな、ということも発見しました。仮面なんてしてたので、私はある程度やりたいことは決まってるし、こうなれたらいいな、という理想の進路はあります。恥ずかしくてその場ではみんな口に出していなかったのかもしれませんが、少し驚きました。でも、理想があるからこそ私はその理想にこだわりすぎてしまうのだな、と少し反省。理想はあって然るべきだと思うのですが、現実と折り合いをつけるとき、その妥協点がどこでどう手を打つべきなのか、私にはよくわかっていないのです。

その流れで一人一人将来何になりたいかを話していたとき、隣の子が社長になりたい、と言っていました。君にそんな夢があったのか!(失礼)自信あり!という感じではありませんでしたが、彼は誠実だしユーモアも持ち合わせているので、案外と人の上にたってやっていけると思います。彼が会社をあげる際にはいくらか投資することを彼にも誓いました。

他にも心に留めている話はたくさんあります。そんなこんなで面談は楽しく実りあるものでした。今朝、春と秋のコマ数と成績の差で仮面がバレるかもしれない、とヒヤヒヤしていたのが杞憂で済んで良かったです。

面談終了後、班の何人かとぶらぶら校門まで喋りながら帰路につきました。学校行って良かったなぁと思えました。

 

帰り道、チャリを漕ぎながら口ずさんでいた曲が、大好きで心がぐーんと広くなったときにいつもメロディーが思い浮かんでくる、イージュー★ライダーでした。