カレンダーガール

それはハッカ、これはにっき

元素紀行

  実験初日の今日。課題を昨日にすませ、テキストにも目を通し準備万端!なはずだったが、予習をノートにまとめなければならなかったらしい。なんと!実験前の授業は、予習して家で問題を解いてきて暇だったので、演習タイムに実験ノートにまとめた。セーフ、いやアウトか。

 

  実験は正直あまり楽しみでなかった。テキストを読んでも、めんどくさそう、の気持ちしかわかなかった。今日の実験は、ひたすら試料に溶液を加えて反応を見るだけである。しかも高校でもやったレベルのもの。

 

  しかし、どうしたことだ、実際はむちゃくちゃ楽しかった。いや、あまり厳粛なムードでなかったことはいけないのかもしれないが。

  まず、今日から白衣着用だったのだが(去年は物理実験のみだったため必要なかった)それだけでテンションがあがる。ヤブ医者、エロい、給食着等々いろいろ言いあって始まる前の休憩時間からみんな異様にはしゃいでいた。来週は湯川教授をイメージして服を着てくる子もいるらしい、期待。

 

  物理実験では実験をしてそこから考察が本番、という感じであったが、化学実験では目の前で反応の変化をみることが出来る。「これこれ、この実験を待っていたんだ!物理はくそ!」「このためにこの学科に入った!!」とまで言いはじめる人もいて、みんなイキイキとしていて、実験も早く進んでいた。

 

  ところが、である。最後の実験だけうまくいかない。最後の実験の沈殿の色を先生に確認してもらい合格なら実験終了帰宅なのに。最初はうまくいかないな〜笑、などと笑いながら話していたのだが、途中で他の班に抜かれ、結局最後に私たちの班だけどのペアも合格していない、という惨憺たる様であった。

 

  最後のほうは、「お前らはな〜化学への愛情が足りんのんじゃ〜!愛していればみえてくる!!」などと先生に言われ訳がわからなくなった。沈殿を見届ける前に愛などというこの世の真理を悟らなくてはならないのか。思わず見本の試験管とすげ替えて見せてとっとと帰ろう、と思いついてしまったが、そこはぐっとこらえて実験を続けた。次々と周りが合格していき、私達も最後お情けに近い形で合格をもらった。どうやら初手で反応させる段階を勘違いしていたようである。原因もわかりすっきり。

 

 

  結局私達の班は5時間近くずっと実験していたことになる。もうほとんど誰もいないよな、と見渡すと...いた。同じ実験班の男子(彼氏)を待つ彼女が数名!!!君達実験の日にデートするなよ、終わる時間わからないだろ!!!!!手際のいい彼女たちは30分、いやそれ以上前には終わっていたはずである。何だか申し訳なくなってきた。

 

  私はというと、頼んでもう一度だけ実験してみることにした。原因がわかったのに失敗したままなのはもったいない。夢中に実験していてので数組のカップルが去っていく姿を視界にとめることもなく(本当は2組観測した)滞りなくすすみ最後に成功した。素直に嬉しかった。

 

 

  このあとペアの子といろいろ話しながら帰り、そのあとも話し込んで感じることもあったのだが長くなったのでそれはまたのときに。

 

  とりあえず、課題と予習と手書きレポートは最悪だが実験そのものは最高であった。あまり伝えられてないかもしれないが、本当に楽しかった。白衣の似合う女になりたい。身長が低い時点で望み薄だが。

 

  残るレポートは頑張るしかない。

 

 

 

  ところで、落ちるという言葉には悪いイメージがつきものですが、何故恋だけ落ちるというのでしょうか。コメントにでもこっそり教えてくれると嬉しいです。

お祭りのあと

  今日は他に書いている件があったのだが、それは割と真面目で普遍的な話だからまたの機会に譲る。真面目な話をしている日は大抵何にもなかった日である。

 

  今日は4限目から腹痛が再発してなかなか辛かった。辛かったというか限界だったので途中一時退出した。昨日の夜は眠れなかったが、朝になるとおさまっていたので安心していたのだが...。今日から最後の手段を投じることにした。これでだめだったらもう耐えるしかない。うーむ、困った。

 

  5限までなんとかこなし、その後、昼パソコンが空いてなくてできなかった翌日の実験の予習課題をこなしていた。今日は午後からは何一つ積極的に取り組めておらずこなす感じであった。おのれポンポンペイン。

  どうせ使うならとことん使ってやろう、と思い某TUBEに繋いで適当に曲を探して聞いていた。意外にもすぐに課題は終わり(というより終わらせた)何となくそのまま曲を聞いていた。と、昔ハマって今もその曲をよく聞くバンドの知らない曲を見つけた。最近追いかけていない、新曲だろうか。ポチっと押して聞いた。

 

  その曲がかなりかっこよかった。いや、曲や歌詞じたいは目新しいテクニックがあるわけでもなんでもない。さあ行こう、生まれ変わる、と繰り返されてきたテーマを歌っているだけである。でもなんだかPVのメンバーも最高に幸せそうだし歌が響いてくるのだ。脱退、解散の危機を乗り越えたバンドが歌うと得もしれない決意を感じる。かっこいい、最高。帰宅してすぐに買ってしまった。

 

  このところは週末の古本屋とタワレコ滞在、昨日の弾き語り、今日の曲漁りなどと去年はやりなくても我慢していたことをポツポツと思い出してはやっている。特に意味はない。でもようやくそういう些細な、だけども好きなものに目を向ける余裕が生まれてきた気がする。3月あたりは本当人に言える状態ではなかった、かなりひどかった。いつか自ら語りだすかもしれないが。

 

  これが自らの進路に具体的に何らかの影響を与えるものでないことは明らかである。現実逃避の一種と言われても仕方ない。だが、一応少しの余裕は出てきたということがわかったのでまぁ悪くはない兆候かな、と考えている。

 

  GWも10日をきった。今年は実家に帰らなければならないかもしれない。祖父の容態が思わしくないようで少し気がかりであるからだ。祖父には立ち止まってるような姿ではなく、元気な姿を見せたいものである。

 

  追伸:昨晩は更新せずに寝ていたようである。悔やんでもあとの祭りだった。

 

  

恋愛について

書くことがなかった、と言いたいところですが、あります。かなり長くなりました。

 

 

 

 

私が高校2年の時でした。いや本当はもっと前、中一から存在は知っていたし関わりはあったのですが...

 

当時の私は委員会の役職が思ったよりも大変でてんてこまいになっていました。前の代の先輩の引き継ぎは手抜きだし、この委員会だけ2年が委員長だし...と本当大変でした。先輩は連絡をいつでもと言いますが、高3生です、そんな気軽に連絡出来るはずもありません、自分でやるしかないのです。

引き継ぎから何日経った頃でしょうか、気づくと放課後、その先輩がいつの間にか来ていてアドバイスをくれるようになっていました。高3の秋です。大事な時期です。いや引き継ぎに手を抜いたから、そう言って断っても手伝って下さいました。おかげで私はその学期、委員会をうまくまわすことが出来ました。

 

 

春を迎え卒業なさるとき、委員のみんなと花を買いメッセージカードと共に渡しました。引き換えに何故かみんなで先輩の上着のボタンをもらいました。もちろん私も。先輩の卒業写真は上着の前が一人だけがらあきでした。それで終わりのはずでした。

 

 

しかし四月の終わり頃でしょうか。関東に移住したはずの先輩から連絡が来て、とある放課後、図書館でいつかのように会うことになりました。誰もいない図書室、私服姿の先輩を見て妙にどきどきしたのを覚えています。流れでゴールデンウィーク中に開催されるお祭りに一緒に行くことになりました。

デートでも何でもありません。でも私は結局そのことを友人一人にしか話せなかったし、服装も随分迷いました。

 

 

当日、お祭りも地元最大規模です。同級生に会わないかもどきどきでした。実は先輩はあることがきっかけでテレビ出演もしていて学校内ではちょっとばかり有名人だったのです。目撃されてなんて噂をたてられるか分かりません。

結局のところそんなドタバタハプニングもなく、食べ歩いたりゆっくり話したりして終わりました。

 

最後に駅に着いてお別れです。

と、急にちょっと止まって!と言われて振り向くと振り向く際の写真を撮られてしまいました。絶対いい顔をしてないし、何度も消去を頼んだのですが笑顔のまま消してくれませんでした。私も途中で諦めました。

 

お祭りの途中で一枚だけツーショットを撮りました。今見返してもまったく笑えておらず引きつっています。もっと笑えば良かったな、と今でも思っています。あの別れ際の写真は笑えていたでしょうか。

 

先輩とはそれきりです。

私は当時心奪われている方がいましたし、遠距離は無理だと思いました。

 

彼は普段は音ゲーの話ばかりで私は相槌をうつことしか出来なかったけれど、あの日はその話もほとんどせず話を聞いてくれていました。

学校では雑学の多い音ゲー陰キャだと思われていたけれど本当は驚くほど優しい方でした。彼のおかげで、やはり世のオタク像は虚構だと私が今でも疑わないわけです。

 

 

 

 

 

以上です。過去はいつでも美化され、真実とは程遠いものです、とでも書いておきます。語れるようなことはあと一つです、またいつかもしもの機会があれば。

青春アミーゴ

  今朝も一応体調に気をつかい、朝はバナナとヨーグルトだけ食べて登校した。一人暮らしで体調を壊すとかなり辛そうなので念には念を、だ。ところが、学校に着くと友達の机の横に大きなパウンドケーキが...。ケーキ屋でバイトしている彼女、残りを持ってきてくれたらしい。結局みんなでわいわいしながら食べてしまった。昨日の夕方からの体調を気づかった食事はあっけなく終わった。

 

  今日は午前中だけで終わる一番楽な曜日だ。課題もあるし天気も良いので篭るのももったいない気がして、図書館に少しだけ寄ってそそくさと帰った。さて何をしよう。

  と、部屋の隅にあるギターが目についた。随分触っていない。久しぶりに弾いてみるか、そんな気まぐれをおこした。とはいえ、コードも何も覚えておらず一曲も弾けそうにない。あわててタブをメモして田んぼ道に向かった。

  もしここで同級生に見つかろうものなら生き恥晒し。私がギターを弾くなんて誰も思ってないだろう、おまけにめちゃくちゃ下手だし。

 

 

 

  と、途中まで書いていて、夕焼けの中ノスタルジーに浸りながら日が沈むまで弾き思い出す高校生時代の自分、あの頃の感情、そして帰宅して待ち受けるセンター開示...ここから続く予定だったが急にこんなのがどうでもよくなる案件が発生した。

 

 

 

    恋愛はいいぞ!よくわからんが多分な!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   結局ほとんど何もできないまま私の心は何時ぞやに置き忘れたままだがな!わはは!!!

アンビリーバボー!!〜スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ〜

  今日は起きたときから腹痛を感じた。腹痛で目覚めたと言っても差し支えないほどである。多分先日食べた菜の花のスープが原因であろう。仕送りの中に袋に包まれた菜の花がそのままぽん、と入っていたのだが、私が気づいておらず、何日かそのままで菜の花が眠っていたのだ。見たところ色も悪くないし、火も通すから大丈夫であろう、そんな楽観主義が今日の腹痛を導いたに違いない。おのれ数日前の私...。

 

  腹痛とは厄介なものである。周りからはぱっと見苦しんでいることなどわからない。その実本人はめちゃくちゃしんどい。胃腸が弱いが故に長年腹痛と付き合ってきてるが、薬も効かないし一向にこいつは耐え忍ぶしかない。

  今日は何故か目も腫れているし、腹痛のせいか鏡に映る顔はいつもより気怠げに見えるが、学校に行かないわけにはいかぬ。身支度を整え二限から登校した。

 

 

 

  登校中授業中休憩中、詰まる所四六時中「お腹痛い」しか考えてなかった。ノートを見返しても字に力がないし、明らかに汚い。休憩空きコマを挟み気合を入れたはずのドイツ語の授業も、ドリーの家にはツヴァイバルコンがあることしか覚えていない。復習中心の回だったとはいえこれはまずい。

  帰り道では校門近くにとまっていた献血カーで危うく献血しそうになった。いつか献血してみたいとは思うのだが、諸事情により多分生涯献血出来ない身なのである。危ない危ない。

 

 

  しかしこの腹痛のおかげ?でか、私は今日一日他の悩みを一切持たずに過ごすことが出来た。一病息災、とは言ったものだがその通り。生理的反応に勝てる欲求など日常的にはそうそうない。本当は明日の課題も買わねばならぬ教科書も演習課題も...とやることは山積みなのだが、ポンポンペインには勝てない。今日は最低限の課題だけをこなして床につくだろう。と言っても、腹痛で寝れはせず一晩を越すことになるかもしれないが。

   今の私は完全にこのポンポンペインの思うままに操られているのだ。何を書いているのかもはやよくわからなくなってきた。これもポンポンペインのせいにしておこう。

 

  体調にはご注意を。

荒野を歩け

拝啓

 

  私がこの文字で書き始めたということは、そうである、バイブル「恋文の技術」を手に入れ読み直したからに他ならない。本丸は手に入れられなかったとはいえ、これだけでも今日の旅は成功だといえるであろう。では、早速取るに足りない半日を綴ってみるとしよう。

 

 

  京都に住む黒髪乙女たるべく予定通り昼過ぎに悠々と家を出る...わけもなく、いつになくカールした横髪と四苦八苦していた。起床後鏡を覗き込み、おお芸術のようだこれぞ爆発、とひとしきり感嘆したあとせっせと整えるわけだが、どういうことか左側だけうまくまとまらぬ。時間が経てばなおるでしょう、と朝は諦めたが当然なおるはずもない。結局耳にかけて誤魔化すことで事なきを得て出発。

 

  本屋へ一軒行って家族連れやカップルを横目に桜を楽しみつつ鴨川沿いを歩いて20分ほど移動し二軒目で本を探したついでにタワレコに寄り試聴しまくり会計を済ますと6時であった。一息で書いたものだが、実に6時間ほどは本を探したり読んだり歌を聞いたりしていたわけである。足もくたくたで荷物もだいぶかさばってきたので、大手カフェへと立ち寄った。

 

  入ってみると、似たような年代の女子がわんさかといる。一人で来ている人は少ない。ちょうどよく空いていた端の席につく。

   話を聞く限り、前の女子大生、私と同じ大学の文系だと思われるが、他大学同大学の異性を赤裸々に批評している。隣の3人組は自撮りをして遊んでいる。私はそれらに気を取られつつ本を読んでいた。みんな女子大生である。私はこの事実に驚いた。片やスマホを手に、もう片やは古本とCDの束を抱え。

   ここからは電車で帰宅するだけである。なかなか締まりがないな。ここまで君が読んでくれる誠実な人であることを願う。

 

 

 

  ああそうだ、読んでくれたお礼に一応のセンパイとしてひとつアドバイスを。老害だとかやかましく思うであろうが先人の意見は聞くものだよ。

 

  君は理想の学生生活とはかけ離れた生活を送ることになるだろう。悩み迷いいばらの道をこれから進み、その先でいわゆる絶望を味わうことになる。

  ところがどっこい、そうなったところで君は何も変わりはしない。こうして毎度のように長文を書き、一人本屋とタワレコで時間とお金を溶かし、あの大学と鴨川沿いを歩き眺めるのが大好きなままであろう。

 

   流されて髪を染めたり変にキラキラしたりしなくていい。分からぬ異性批評や好かない自撮りもただあわせるためならせずともよい。君は黒髪乙女を目指せ。なれやしなくても目指すのは自由。

  これからよくわからぬ細道に突っ込んでいくと思うが前を向いて胸を張れ。ああ、君には張る胸がないな、真っ平ら。それもそのままだよ。残念だな。今の私も残念がっているよ。

 

                          一回りタフになった今の私より

 

一年前の春悩める子羊の私へ

 

追伸:"理由のない悲しみを 両膝に詰め込んで  荒野に独りで立って  あっちへふらふら またゆらゆらと歩むんだ  どこまでもどこまでも"

 

Surfrider Association

昨日はたくさんの下書きを書いたがどれ一つとしてまとまらなかった。朝見返すと投稿しなくて良かった、と思うものもちらほら。どれ程真面目な話をするのか、夜に乗っ取られたままではいけない。

 

今日は晴天。外の明るさで目覚めた。最近枕元のカーテンだけ少し開けて眠ると、6時前に陽の光で目覚められることがわかった。ストレスのない起き方だし、そこで起きずに目覚ましをかけた時間まで布団にくるまっていてもよい。

 

休日はわくわくする。

1日が始まる時間もすることも全部自分で決められる。予定なんかあってないようなもので何処へでも行ける。だけど何処へも行かずにお布団の中であたたかさに埋もれながら、様々な想像を膨らますのも悪くはない。

 

平日は時間割が決まっていて、同じ教室、同じメンツ、同じ先生...とルーティンワークになりがちである。日常があればこその非日常。その通りなのだが、それでは日常が活きない。日常だって楽しく過ごしたいもの。だから、いつも心の隅には、何をやろうかというワクワクときっと何でも出来るさというデタラメな自信を持っていたい。

 

本日は晴天なり。出掛けないのはもったいない。持ち越した昨日の予定を片付けに出掛けよう。

 

"Get away from sober events of everyday life"